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ユニット

Molteni & C は 30 周年記念に Piroscafo の新バージョンを発表しました。 アルド・ロッシとルカ・メダは、ペルージャにあるレジオーネウンブリア本社のファサードからインスピレーションを得て、同じ窓が整然と並ぶキャビネットを設計しました。
ガラス製フロントとウッドかラッカー仕上げの構造を持つブックケース。メタルフロントはマットなラッカー仕上げとなります。〈ピロスカフォ〉は汎用性が高く、例えばカップボード、書斎のブックケース、リビングのディスプレイキャビネット、キッチンのサイドボードなどとして使用できます。ガラス製扉、四角い金属フレーム、それを4つに区切る内部のウッドかラッカー仕上げのクロス構造、ラッカー仕上げのマットな金属ファサードで構成されています。リッドに、フロアに、中央のトップとシェルフの全体にわたって、LED照明を付けて内部を照らすこともできます。

Design Aldo Rossi
Luca Meda

スペック

この独自の家庭用家具の誕生秘話を探るには、当時まで遡る必要があります。

ある寒い日の午後、ルカ・メダとアルド・ロッシは、ウンブリア州の州議会本部フォンティヴェッジェ・センターの中を歩いていました。ところが突然、話しながら歩いていたメダとロッシの足を止める建物が目の前に現れたのです。2人は産業考古学の貴重な遺跡である旧ペルージャの煙突の横にある緑のガラスでできた巨大なファサードに目を奪われました。「この建物のファサードを家具に変えよう」 - このひらめきはまさに直感的なものだったのです!数ヶ月後、この直観は現実のものとなりました

1991年のサローネ国際家具見本市では、4点の巨大な構造が展示されました。Molteni&Cのスタンドの中心に展示され一際人目を引いた4点の作品のうち2点はホワイトのファサード、もう2点はプルシアングリーンの作品でした。1993年のサローネ国際家具見本市には、ルカ・メダのアイデアをベースにした巨大作品「Piroscafo」が出展されました。赤と黒の煙突を取り付け船を再現した長さ13mの「Piroscafo」は来場者を温かく迎えました。

瞬く間に人気を集めた「Piroscafo」の人気は30年経った今も色褪せていません。

Design

Aldo Rossi

アルド・ロッシ(1931年5月3日 ミラノ生まれ 1997年9月4日死去)は、1980年代の最も偉大なイタリア人建築家の一人。Molteni Groupとのコラボレーションで名建築家から工業デザイナーに転身した。マーストリヒトの美術館、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、再建されたベネチアのフェニーチェ劇場のモデルと家具・調度品のデザインを担当。アルド・ロッシは20世紀の名作と称される作品をデザインした。ミラノ工科大学を卒業した後、イグナツィオ・ガルディラ、マルコ・ザヌーゾとコラボレートした。1969年にはミラノのガララテーゼ地区のデザインを手がけた。

全経歴
Aldo Rossi

「おそらく俗物根性ですが、世界を見れば見るほど、私はそこの市民であると感じ、古いやり方に戻りたいという思いが強くなります」

Aldo Rossi

Design

Luca Meda

ルカ・メダはイタリアの企業に大きく貢献した。強い情熱を抱いて献身的にMolteni Groupのデザイン文化に寄与した。その作品には、創造性、ビジネス、アート、インダストリーが理想的な形で共存している。一方、ドローイングを好み、現実を描写し再構築するのに他のどの道具よりも鉛筆を使うデザイナーなので、これはいささか矛盾しているようにも見える。70年代後期以来、ルカ・メダは様々な製品のデザインを手がけた。アルド・ロッシと共同で、Piroscafo書棚、Zimチェア、Hoアームチェア、Vivetteアームチェア、Primafilaソファ、505プログラム、Passシステムを生み出した。

全経歴
Luca Meda

“Simplicity is not good in itself, but there surely is a type of simplicity that comes from generations of work.”

Luca Meda

Technical drawings 2d (.jpg)

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