
美学と機能。これがモルテーニのドロワーユニットの二大原則です。Dante Bonuccelli(ダンテ・ボヌッチェッリ)のデザインによる4040がこの一例です。オーク材やユーカリ材で仕上げられた本体は、プレッシャーオープニングドロワーによりハンドルをなくすことで機能性と演出性を両立しています。
モルテーニの歴史的なデザイナーの一人であるLuca Meda(ルカ・メダ)は909で新たに汎用性を高くしました。ドロワーチェストのシリーズで、収納コンテナはそれ自体でも、また組み合わせても使用できます。多くの選択肢から仕上げを選ぶことができます。(マットラッカー、グロッシーラッカー、カラーガラス、エッチドガラス)
Vincent Van Duysen(ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン)の作品のひとつで(技術から純粋に美的にもあらゆる点で未来的な)GLISS MASTERからGLISS MASTER ISLANDは生まれました。この自立式のユニットはウォークインクローゼットの空間を完成させるのに理想的です。この製品の際立った特長には収納トレイと、エコスキン張りのエレガントなシェルフが含まれます。
TEOREMAはRon Gilad(ロン・ジラッド)のデザインですが、収納コンテナというより芸術作品のようです。このイスラエル人の巨匠がデザインを空洞のフォルムにしたコレクションGRADOとほぼ対極にあります。TEOREMAはGRADOの裏返しです。このコンテナのシリーズはダイアモンドの形状を持った構造で、ユーカリ材またはアメリカンウォールナット材による突板仕上げで作られています。個々に使用することもできます。積み重ねたユニットからは新たなインテリアとも言える独自の組み合わせが生まれます。
これに続くのがミラノ出身のデザイナーRodolfo Dordoni(ロドルフォ・ドルドーニ)によるモダンなベッドサイドテーブルです。606はエレガントで控えめながらしっかりした構造のコンテナのシリーズです。2010年のデザインで、ドロワーチェストの正面にハンドルはなく、天板はガラスもしくは大理石にすることができます。
もっと最近の5050はこのテーマの発展形としてみることができます。ベッドルーム家具のシリーズで、表面はグロッシー・マットラッカー、木質の天板にエコスキン張りのトレイがついています。空洞部分と立体の両方を楽しむことができます。