( 歴史 )
90TH YEARS OF MOLTENI&C
Molteni&Cは1934年、イタリア家具産業の中心地ジュッサーノで誕生しました。アンジェロとジュゼッピーナのモルテーニ夫妻が始めたその小さな家具工房は、1947年までに60名以上の職人を擁する工場へと成長を遂げました。
1947
CRAFTSMEN AND WORKERS OF ANGELO MOLTENI FURNITURE-MAKING FIRM
1941
GIUSEPPINA AND ANGELO MOLTENI, GIUSSANO
1955年、スイス人建築家ヴェルナー・ブレーザーがデザインしたMolteni&Cのチェストが、カントゥで開催された第1回Mostra Selettiva国際家具コンペティションで最優秀賞を受賞しました。端正でモダンな美学を体現したそのデザインは、以来、Molteni&Cが受け継ぎ続ける指針となりました。
1959
MHC.2 BOOKSHELF YASUHIKO ITOH
WERNER BLASER
1960年代には、アンジェロ・モルテーニが、後にデザイン界で最も重要な舞台となるミラノ国際家具見本市、Salone del Mobileの創設に貢献しました。1968年には、若きルカ・メダが社内改革を主導し、クラシックスタイルから、ドイツ製の機械による量産に適したモダンデザインへと生産体制を全面的に転換しました。この大胆な決断は、その後のMolteni&Cのアイデンティティを決定づけることとなります。
1988
CAPOTAVOLA TABLE LUCA MEDA
1988
CAPOTAVOLA TABLE LUCA MEDA
1970年代には、建築家、デベロッパー、デザイナーとの緊密な協働を通じて、世界有数のプライベートレジデンス、ホスピタリティ施設、文化施設のためのオーダーメイドソリューションを提供することに特化した社内部門、Molteni&C Contract Divisionが設立されました。
VVD KITCHEN VINCENT VAN DUYSEN
1979年、Molteni&Cは、Dadaを傘下に迎え、キッチンデザインを新たな高みへと押し上げ、ブランドの製品ラインナップが大きく拡充されました。1926年にアンジェロ・ガラヴァリアによって創設されたDadaは、住まいの中心であるキッチンにおいて、先進的な技術ソリューションとシームレスなデザインの代名詞として知られています。その社名は「Dada Engineered」として受け継がれ、キッチンの技術およびデザインにおける、ブランドの厳格な品質基準を証明する革新の証となっています。
VVD KITCHEN VINCENT VAN DUYSEN
1980年代、Molteni&Cは、伝説的なイタリア人建築家アルド・ロッシとともに、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場の全面改修プロジェクトに参画しました。この特別な協働は、複雑な建築コントラクトプロジェクトへの取り組みをさらに深化させる転機となりました。
1973
MONK CHAIR TOBIA SCARPA
2025
MONK CHAIR TOBIA SCARPA
その後の数十年にわたり、アフラ&トビア・スカルパ、アルド・ロッシ、ジャン・ヌーヴェル、パトリシア・ウルキオラらとの、イタリアのデザイン史を彩る重要なコラボレーションの数々が実現し、それぞれがMolteni&Cの歩みに永続的な足跡を刻みました。1994年には、その功績が評価され、Molteni&Cはコンパッソ・ドーロ賞を受賞。審査員からは「イタリア家具文化を代表する主要プレーヤー」のひとつと評されました。
2025
MONK SKETCH TOBIA SCARPA
2010年には、Gio Ponti Archivesとの独占契約締結を機に、Molteni&C Heritage Collectionが誕生しました。この協定により厳選されたジオ・ポンティのデザイン作品が復刻され、現代のデザインビジョンをさらに高めています。
2016年、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがMolteni&Cのクリエイティブディレクターに就任し、その北欧のルーツに培われたミニマルな厳格さと、イタリアへの深い愛情を融合させながら、ブランドのグローバルイメージとリテールコンセプトの構築を牽引しています。
Knowledge is not enough anymore. We have a magnificent obsession for quality — every day and in every detail.
Carlo Molteni President & CEO Molteni Group
/